耐震診断・耐震補強【特集】/ SEISMIC DIAGNOSIS AND SEISMIC STRENGTHENING

2005年11月に「耐震強度偽装問題」が発覚し、耐震性が不十分な建物の存在が明らかとなりました。それに伴い、この問題に関係する会社が関与した建物について、国が耐震性能を再確認したところ、当初公表された建物以外にも耐震性能が不十分な建物があることが判明し、既に竣工された建物においては、耐震性能が確保される建物に「建て替える」または、「耐震補強等により耐震性能を確保すること」が早急に求められました。

弊社では、その「耐震性能が不十分な建物」の耐震補強にも携わった経験があり、優れた学識経験者(鹿児島大学の先生方)の監修の下で、建て替えを行わない効果的で経済的な独自の補強方法を提案し、第三者機関のJSCA(日本建築構造技術者協会)による、補強内容評価を受けた補強設計及び補強工事監理を行った実績があります。

耐震強度偽装問題については、当時、社会問題として取り上げられ大きな話題になりましたが、建築設計者としての倫理観に欠如した行為が行われたことに対して、同じ建築設計者として非常に残念に思います。弊社は建築の設計・監理に携わる「プロフェッショナル」の集団として、お客様のご信頼にお応えできる、安全・安心な建物設計に邁進してまいります。

【耐震補強内容】

  • 建物の外壁を縦断している大きな鉄板(補強プレート)で必要な耐力を確保します。

    建物の外壁を縦断している大きな鉄板(補強プレート)で必要な耐力を確保します。

  • 室内の一部に柱・梁を設けることで、必要な耐力を確保します。

    室内の一部に柱・梁を設けることで、必要な耐力を確保します。