【広島平和記念カトリック聖堂 当選案】
国 表彰 3等入選
1947年11月

広島平和記念カトリック聖堂 当選案

終戦後、初めての全国公募型の建築競技設計であり、「従来の古典様式を避け、日本的性格を尊重し、最も健全な意味のモダン・スタイルであり、外観・内観共に、宗教的印象を与えるもの」と要求されており、苦心した設計でありました。

審査員の講評で、この大競技設計に日本建築界の精鋭とも称すべき建築家が募って参加し、177名の応募数を見たことは戦禍による厳しい生活環境の中で日本競技設計史上稀有の記録をとどめるものと言われています。